顎関節症に関する知識

顎関節症にならない為の対処法

顎関節症の原因を探る

耳の穴の1cm位前に手を当てたまま口を開けたり閉めたりしたときに動く骨があります。この骨が顎関節です。顎関節は、頭の骨に筋肉や靭帯によってぶら下がった状態にあります。昔は歯並びの悪さや顎のズレが顎関節症の原因といわれていました。10代のときは骨や筋肉が柔らかいので、多少の歯並びが悪くても顎に負担はかかりにくいものですが、加齢とともに筋肉や靭帯が硬くなって、顎関節の筋肉や靭帯に恒常的に負担がかかる状態になります。

 

その結果、顎関節症になるのです。だから、歯並びや顎のズレを歯科矯正で直すのが顎関節症の治療法だとされていました。しかし、顎関節やその周辺の靭帯に過度な負担がかかるのは、歯並びの悪さによる顎のズレだけではありませんから、顎関節やその周辺の筋肉や靭帯に負担がかかる状態全てが、顎関節症の原因だといえます。

 

顎関節症を克服した女性

 

負担を軽減するために出来ること

そもそも、食事中に食べ物を噛むとき以外は歯が咬み合わさることなく1mmほど空いている状態が一般的です。しかし、過度なストレスで精神的負担が大きいと、無意識に歯を食いしばっている状態が長時間続きます。或いは、頬杖、猫背、うつぶせ寝、脚を組む癖、ヴァイオリンやフルートのように顎や口に負担のかかる楽器を長時間演奏する習慣のある人は、顎や筋肉に負担をかけ続けていることになります。左右どちら一方でばかり噛む習慣がある人も同じ状態です。

 

このような顎関節とその周辺の筋肉や靭帯に負担をかけるような癖を、意識的に改善するだけでも顎関節症予防に効果的です。でも、眠っている間の癖はどうにもなりませんので、歯ぎしりをする癖のある人は、寝るときにマウスピースをして眠るだけで歯にかかる負担を軽減できます。